「知りたかった」をいま学ぶ

学生時代は学ぶ気も起きなかったが、今なら「知りたい」と思えるあれこれを紐解きます。

ENGRISH(イングッシュ)とは日本人が生み出す、ネイティブから見て奇妙に感じられる英語表現と言われる。まずはそれでも良い。恥を捨てて、ニガテな英語を中心に数学や物理化学など、学生時代に学び漏れたあれこれの理解に挑みます。

英語で「よろしくお願いします」はこう言う

「よろしくお願いします」を英語で

【今回の教材:要点】

▼表現パターン

 (1) Nice to meet you(これからよろしくお願いします)※初対面の場合

 (2) I look forward to working with you(今後ご一緒できるのが楽しみです)※この場合は working - お仕事を

 (3) Thanks(あとは よろしく)※目上から部下などに言う一任の「よろしく」。

 (4) I'm counting on you(よろしく頼んだよ)※目上から部下などに言う信頼を込めた一任の「よろしく」。

 (5) I knew I could count on you(やっぱ頼りになりますね)※同期や友達などに使う「よろしく」。

▼フィードバック

英語では、日本語で言う便利な「よろしくお願いします」は存在せず、直訳してしまえば "Please accept"(承諾してください)になってしまう。あらためて考えてみると、日本語の「よろしく」にはあまりに多様なニュアンスが含まれていることに気付かされる。まさに便利な言葉だ。

 

その上で、自分が伝えたいニュアンスとして普段使っている「よろしく」は、英語で言うところのどの表現に当たるか。それはというと、誰かに何かをしてもらうことが決まった際に言う「よろしくお願いします」になる。その場合、英語ではやはり上述の "I knew I could count on you" か、または "You're the best!"、You're great! のように相手を褒めて乗せるような表現になるようだ。

 

話し相手が日本人ではないので良いのかもしれないが、物事を依頼することに対しての配慮や申し訳なさのニュアンスが含まれない点で、日本人として実に抵抗を感じる。これはまさに国民性や文化の違いによるものであろう。「郷に入りては郷に従え」ではないが、ある程度の意識改革陽気さというものを身につけるべきなのかもしれない。

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